小坂の滝めぐり・龍門の滝コース【後編:滝マスターへの道】

小坂の滝めぐり・龍門の滝コース【後編:滝マスターへの道】

小坂の滝めぐり・龍門の滝コース、後編です!

「すんごい柱状節理」に驚かされた前編はこちら↓
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小坂の滝めぐり・龍門の滝コース【前編:柱状節理に大興奮】

お昼を食べたあと、再出発。

畳み掛けるように、次々とユニークな滝に出会うことができます!

まずは、こちらの無名の滝。

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滝つぼの青緑色と、水流に削られた跡が残っている左側の岩がいいかんじです。

さらに進んでいきますと、次の滝も見えてます!

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ああっ! ここもユニークな滝〜!

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川に突き刺さる倒木もかなり気になるところですが、滝の右側部分、洞窟状にえぐれているのが見えますでしょうか。いつか上流のほうに穴があいたら、龍門の滝のように、「橋」になるタイプなのかもしれません☆

そして、さらに進んでいきますと……
(ここは特に苔がびっしりなので滑らないように注意しながら)

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わわー! 
このコースでもひときわスケールの大きな滝がお目見えです!

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「飛泉の滝」と呼ばれているそうです。

ゴツゴツとむき出しになった岩盤を、滝は幾筋にも分かれ、それぞれ思い思いに跳ねながら流れてきます。滝の名前も、「飛ぶ泉」とはよく言ったものかもしれない☆ 渓流の斜度が強くなった形なので、滝の分類としては「渓流瀑」になるのかな。このタイプは、流れそれぞれに個性があるのがいいですね!

しかもこの滝、上段のほうに近づいてみると、また全然違う趣になります。
こちら。

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こちらの上段の滝だけでも「大釜の滝」という名前がついています。滝壺がちょうど大きな釜状になっていて、そこから溢れた水がまた滝をつくり出していました。

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このコース、滝はここでラスト。名残惜しくなって、しばしの間、滝つぼの何ともいえないグリーン&ブルーのグラデーションを眺めていました。

御嶽山は2年前に噴火しました。ガイドさんによると、それ以後、この川の水の成分も少し変わったそうです。川底のぬめりが強くなって、色も少し白濁が強くなったのだとか。だから、この滝つぼの色も、以前とは少し違うんですって。

滝は、いつだって変化しているんだなぁ、としみじみしちゃいます。

龍門の滝みたいに、ゆっくりと時間をかけて岩が削り落とされて形作られていく滝もあるし、噴火や台風などの強烈な自然現象の衝撃によって姿を変えることもあります。

その変化はわたしたちには想像もつかないことだけど、いまこの滝の姿は、この時にしかない! あらためて滝の姿を目に焼き付けました。

……さて、帰り道は急な斜面を一気に登り続けます。体力的には一番ハードなんですが、でも、そんな道中もいろいろと楽しくて。ヒカリゴケを見させてもらったり、キノコ博士の山本さんに青いキノコを教えてもらったり。(枝の中に菌が入り込んでます)↓ 

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森のふしぎな生き物たちの息吹も感じながらだったので、そんなにつらくなかったです。30分ほどの登りを経て、もとの林道に帰ってきました〜☆ 

GOAL〜! 上級コース、なんとか踏破です!

なんと、このとき気温は3℃でした。

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ひぇ。そんなに寒かったんだ! 最後までみっちり身体を動かしていたせいか、ここまでの低気温だったとはまったく気付いていなかったわたし。この数値を見て、一気に寒くなってしまいました。

なので、ビジターセンターに戻ってからいただいたコーヒーがうれしかった〜☆ 

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あたたまりました! ありがとうございます!

(ちなみに飛騨小坂200滝仕様の特別ブレンドコーヒーだそうです☆)

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そして! 
このツアーの〆にはもうひとつ嬉しいことがありました☆

この日偶然ご家族で小坂の別ツアーに参加していた滝ガールフレンズ、プラリネさんと会うことができたのです!

去年も2年前も一緒にツアーに参加してくれていたのがプラリネさんだったので、今年も小坂で会えたことが、なんだか嬉しい。

きゃあ、きゃあ〜☆

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実はプラリネさんは今年ついに! 小坂の「滝マスター」になっていたのです。(小坂の滝めぐりは、すべてのコースを制覇すると「マスター」という称号が与えられます)

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プラリネさんの住む群馬から小坂の距離も、東京と同じくらい遠いのに、それでも通い続けてたプラリネさん。彼女は今年はこれで小坂6回目?あれ、7回目?だったかな… とにかく、すごいんですよ、小坂愛が!

うん、でもわかるんです。その気持ち。わたしは今回が3回目のツアーでしたが、だんだんこうやって通い出してみると、どんどん小坂という土地自体が気になって、好きになっていく。それが、加速度的に増していくかんじ。ほんと、このツアーの仕組み、よくできているな、と実感として思います(笑)。

まだまだ難関コースもいくつも残っているから、道のりは遠いのだけれども、わたしもいつかマスターになりたいなぁと。滝マスターの憧れ、さらに強くなっています。

ちなみにマスターになれると、「お好きな小坂の無名滝への名付け権」も与えられるそうです!! それ、初めて知りました。滝を名付けていいなんて、滝ファンからするとかなり嬉しい特典じゃないですか! 今回の龍門のコースも多くの滝が無名の滝でしたし、早くマスターになって自分のお気に入りの滝に名前をつけてみたいものです〜☆

☆おまけ☆

この日は小坂のゲストハウス「のっぽさんち」に宿泊してみました☆ 今年6月にオープンしたと聞いてまして、気になっていたんです。

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ゲストハウス のっぽさんち ※基本的に週末のみの営業です
http://ameblo.jp/satoyama-fugutaro/entry-12163451520.html

こたつにみかん、小坂の地酒をいただきつつ、オーナー夫妻と語る夜。

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小坂の滝ラベルのお酒があるよ、と聞いてこちらの「麝香清水」を。ラベルにつかわれているのは、回廊の滝ですね! 地元の天領酒造さん。小坂の湧き水「麝香清水」で醸しているそうです。清涼な飲み口でした!

ゲストハウスの本棚では、伝説の本も発見!

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「小坂の滝」

最近、「地域の資源としての滝」ということについて考えています。そういう観点では小坂は滝と人との関係が素晴らしい希有な土地。だけど、それは一朝一夕にはなし得ないことなのだなと思います。小坂の滝がここまで知られるようになったのも、昭和の時代からの小坂の地元の有志の方々のご尽力あってこそなんですよね。この本を読んで、またそのことに気付かされました。

小坂の滝、滝自体だけじゃなくて、その人との関わりの歴史についても、さらに追いかけてみたいテーマです。