阿寺渓谷・長野県【木曽路大桑村のエメラルドグリーン天国】

阿寺渓谷・長野県【木曽路大桑村のエメラルドグリーン天国】

ゴールデンウィーク滝遠征の記録☆
岐阜の中津川から、いったん長野県に入りました!

前回まで。
竜神の滝/銅穴の滝・岐阜県【中津川夕森公園の新緑ハイク】
不動滝/高樽の滝・岐阜県【中津川の秘境、付知峡の滝へ】
付知峡渡合三滝ほか・岐阜県【ランプの宿と朝の滝さんぽ】

どーん☆

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中央アルプスを正面に見ながら木曽路を北東へ!

やってきましたのは、長野県大桑村の景勝地、阿寺渓谷です。

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新緑が映える絶好のお天気に気分も上々です…! うちの子(クルマ)も嬉しそう!

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●阿寺渓谷・あてらけいこく●
長野県木曽郡大桑村野尻。木曽川の支流、阿寺川上流部の渓谷。木曽ヒノキの美林と切り立った岸壁が折りなす、自然の造形美が見どころ。最上流部には、阿寺渓谷キャンプ場がある。
来訪日:2016/4/30

この旅はけっこう行き当たりばったりなので、事前にそこまで調べてきてません。実はここも「渓谷のなかに滝がいくつかあるらしい」、「水が綺麗らしい」くらいの情報しかありませんでした。

なので、まずは地図を確認して…

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さてさて、滝はどこかね、滝〜…と、のんびり上流へクルマを走らせていましたら…

唐突に、衝撃のエメラルドグリーンに出会ってしまったのです。

トップ画像でもお分かりになると思うのですが…
渓谷に入るなり、この色のお出迎えなのでした。

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!!

ブラボー!!! 阿寺ブラボー!!!

一気にテンションアップするわたし。

だってこの色が奥まで続いてるんです、普通に…! カメラの補正とかナシに、そのままコレってすごくないですか?! 川底の岩が白っぽい(花崗岩なのかな?)からというのに加えて、透明度が抜群というのがあるんだろうと思います。

滝ガールだから基本的に滝を目指してやってきているんですが、この渓谷は滝としてはそんなにメジャーどころではなく、当初は立ち寄り、くらいのつもりだったんです。でも、ここは滝よりも「淵」がすごかった! このエメラルドグリーンにノックアウトされまして、結果的にはかなり長時間の滞在となりました。

見どころいっぱいでしたので、渓谷の下流から順にご紹介しますね☆

最初に衝撃を受けたのが、冒頭の写真も同じ場所ですが、この「狸ヶ淵」。

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淵の名前には動物の名前がたくさんついていてそれもまた素敵なんですが、この狸ヶ淵は「狸が人を化かすときに、自分の姿の確認をするのにこの淵を鏡代わりに使っていた」という言い伝えがあるそうですよ。想像するといちいちキュート。

こちらは、犬帰りの淵。

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「里の猟師たちが犬を連れて猟をしていたとき、この淵の断崖絶壁に犬が恐れて渡る事ができなくて仕方なく引き返した」ということから名付けられています。でも、ここも断崖絶壁よりもやっぱり水の綺麗さに目を惹き付けられちゃいますね〜☆

こちらは、「樽ヶ沢の滝」

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駐車場からすぐ近く、橋から見下ろすかたちの滝でした! 淵の静謐なイメージとは対照的に螺旋状に勢いよく落ち、阿寺川に合流していきます。このコントラストもいいですねぇ…

この先で、阿寺川を挟んで対岸に落ちているのが、「六段の滝」です!

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これは林道側から見た景色ですが、この滝までは橋を渡って遊歩道が続いているので、滝のすぐ近くにも行けちゃいます。

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あの美しい淵の源はこういう滝の水なんだな〜と思うと、水しぶきもいっそう清々しく感じますよ☆

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六段の滝、という名前の通り、遠望ではこの滝の上にも段があることは見えていたので、よじ上って見てきました(道はありません)。上の段は、こんなかんじです。ふむふむ!

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そして、また橋を渡って林道に戻り、さらに上流へ向かいます。

また、奇跡的に綺麗な淵が現れました!

「熊ヶ淵」です。

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ここは「熊が親子でここでよく水浴びをしている」ということから名付けられたそうですよ。熊の親子といえば、オホーツクでシャケをばっしゃーっ!ってつかまえるみたいなイメージがありましたけど、それに比べるとこのエメラルドグリーンでの水浴びはかなり可愛いかんじですよね。いや、熊だから実際出会ったらもちろん怖いけど!

で、この熊ヶ淵、道の上から「へー」って見てるだけだと気付かないかもしれないんですが、ギリギリまで崖に近寄ってみますと……

わぁ…

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ツツジちゃんとのコラボレーションがお目見えするのです☆ この色の組み合わせ。自然ってホントにニクい演出をしてくれますよね! 

絶景はまだまだ続いていて…

こちらが、「牛ヶ淵」

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「牛の姿に似ていることから」だそうなのですが、どのへんかな〜?
この渓谷で一番、深くて勢いのある淵です。

これまでのエメラルドグリーンのなかでも、水色っぽい要素が混じってきてる! 泡立っているところがなんともいえないグラデーションを描いてて、もうここで何時間も眺めていられそうです。

淵のすぐそばで、撮影に夢中になっているカメラマンさんもいらっしゃいました。お気持ち、わかりますよ!!

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その上流には、また対岸に滝が落ちていました。
木々に遮られて全貌は見えにくいのですが、「吉報の滝」と呼ばれるそうです。

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「この滝がよく聞こえる日は里から良い知らせがくる」という、昔の木こりさんたちの言い伝えだそうです。

奥まで進んだところには、阿寺渓谷キャンプ場がありました。今回はここで元の道を引き返したのですが、いつかこのキャンプ場に泊まって、ゆっくり時間を過ごしたいですねぇ。

キャンプ場には「美顔水」と呼ばれる名水が。このお水で顔を洗うと美人さんになれるとのことですが、飲んでみても柔らかくておいしかったですよ☆

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ここまででもかなり時間をかけてめぐってきたのですが、帰り際もやっぱりもう一度立ち寄りました。

最初に出会った衝撃のエメラルドグリーン、「狸ヶ淵」です。

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行きの時には気付かなかったけど、淵の脇の木にはロープがかけられていました。きっと夏場は子供たちの遊び場になるんでしょうね。

石が見えるから浅いのかなと思いきや、これは透明度が高いだけで実際はちゃんと深さがありそうです。
ああ、わたしもドボーンしたい!

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(衝動を抑えてます↑)

この宝石のような淵の煌めきを眺めながら思うのは、この美しい景観がどうかこれからも長く続いていってほしい、ということ。

阿寺渓谷と周辺の国有林は、銘木「木曽五木」(ヒノキ、サワラ、ネズコ、アスナロ、コウヤマキ)を主とする世界的にも非常に貴重な林なのだそうです。その保存と復元を目指して「木曽悠久の森」に指定されています。

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森がちゃんと人々に大切に守られているからこそ、の景色なんですね。

ここに来るまではほとんど何も知らなかった木曽という土地の歴史も、あのエメラルドの輝きの感動(あとから聞いたら、「阿寺ブルー」と呼ばれるそうですね!)と共に、少し身近なものとして感じられるようになりました。そういうのも滝めぐりをしていて嬉しいことのひとつなんです。

滝要素が少なめにも関わらず長いブログになってしまいましたが、それだけお気に入りだったということが伝わるかな、と思います☆

紅葉の時期にも行ってみたいな〜

滝遠征ブログ、まだまだ続きます!

前回まで。
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