先日の滝トークライブで購入したサイン本!

●『「日本の滝百選」を超える”裏”名瀑 この滝がすごい!』チーム滝通(森本泰弘・林俊宏・佐竹敦)●

2013年刊/中経文庫

http://www.amazon.co.jp/dp/4806149136/

著者は、2007年テレビ東京のTVチャンピオンで放送された「滝通選手権」の出場者の皆様です。

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メジャー滝の指標である「日本の滝百選」の滝は、あえて外されています。滝通だからこそ知っている面白い滝、苦労した思い出の滝という視点で、たくさんの候補のなかから選び抜いたそうです。26の滝が紹介されているのですが、険しい登山の果てにたどり着く滝、というのがけっこう多い! そんなわけで、わたしがかつて行ったことがあるのは、なんと1つだけでした(草津の嫗仙の滝)。

いずれも、滝の前に立ったときの感動がそのままのイキイキとした文章で書かれていて、読んでいると「本当にすごかったんだろうな」と、ワクワクが伝わってきます。

これから行ってみたい滝は(わたしが行けそうな、という条件になるのですが)、
・青森県・弥勒の滝(スヌーピー滝)
・秋田県・元滝(潜流瀑)
・秋田県・男鹿大滝(穴滝)
・宮崎県・福貴野の滝(裏見の滝)
あたりでした。

滝好きとして「ああ、わかる!」と共感するポイントがかなり多くて嬉しかったです。滝めぐりのスタイルはそれぞれ違うんですが、滝を愛する心は同じなんです! 😉

たとえば、林さんはこう書いています。
「僕を含めて滝好きな人たちは滝と会話ができるんですよ。ちゃんと挨拶するし『あんた、すごい迫力だねぇ!』とか語りかけます。撮影してるときは『目線お願いしまーす』とか呟いちゃうし」
あ、やっぱりみんな、そうなんだ…と思いました(笑)

佐竹さんは秋田県の元滝が「平成の名水百選」に選ばれたことで人気の観光スポットになってきていることについて、
「私は滝が大好きで、滝の魅力を少しでも世に発信したいと常日頃から思っている人間なのだが、この元滝に関してだけは、昔私が訪ねたときのように知られざるままでいてほしかったという身勝手でわがままな想いがどこかにあった」
とも。うん、それも分かります。
お気に入りは、伝えたい気持ちがある一方で、大切にしまっておきたくもなりますよね。

あと、この間イベントに参加させてもらったときも感じたのですが…あらためて「仲間っていいなぁ」と思いました。
滝仲間と力を合わせるからこそ、出会える滝がある。一緒に滝の感動を分かち合うことで、仲間との絆も、どんどん強くなっていっているんでしょうね。

いろんな滝の楽しみ方があることを知って、さらに滝の奥深さに引き込まれています。