伊豆の河津七滝のジオツアー参加レポート、続きです!

前編はこちら 河津ジオツアーレポート【前編:ブラタモリ風・七滝めぐり】

河津桜の名残がチラホラ、菜の花はまだ真っ盛り、の河津。

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ご一緒してくださったのは、伊豆半島ジオパークのジオガイド、土屋光示さんです!

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今回のツアーは、ユニークな地質を持つ河津七滝をジオ的視点からガイドさんにご案内いただく、という趣旨だったのですが、わたしが無類の滝好きだとお伝えしましたところ、土屋さんも滝がお好きとのこと! 周辺の穴場滝もいくつかご紹介していただけるときいて、ちゃっかりお願いしてしまいました。

……と、まずはその前にお昼ごはんの話を。
土屋さんおススメの河津七滝ご当地グルメを堪能いたしました!
わさび園 かどやさんです。

きれいな湧き水に恵まれている河津。わさびの栽培もさかんですが、こちらはわさび園が運営している茶屋です。(土屋さんも店主のご夫妻と幼なじみだそうです!)

店頭には、とれたてわさびが大小ズラリ。

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いただくのは、名物の「わさび丼」です!

小さめのわさびを1本ずついただけるので、自分でおろします。鮫肌のおろし器だと、きめ細やかにおろせるそうです。

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かつおぶしたっぷりのごはんの真ん中にわさびをのっけたら、周囲からちょっとお醤油をたらして、まぜまぜしていただきます。

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これが、シンプルだけど、ハマる〜!! しっかり辛いけど、涙目になりながらも夢中になって、あっというまに完食でした。テレビドラマの「孤独のグルメ」で紹介されてから、これを目当てにくるお客さんもいるそうです。

そんなわけで、河津の穴場滝ひとつめは、この名水グルメのルーツを探りにまいりました。

●平滑の滝・ひらなめのたき●
静岡県賀茂郡河津町梨本。河津七滝上流の猿田淵よりさらに上流にあり、踊子歩道ハイキングコースの途中にある。幅20m、高さ4mの幅の広い滝。コース入り口から徒歩10分ほど。
来訪日:2016/3/11

水垂の駐車場をさらに奥へ。ここからスタートです。

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踊子歩道ハイキングコースの途中にある滝です。

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ガイド土屋さんの得意分野は植物! 道すがら出会う植物についてもいろいろ教えていただけて、楽しい〜!

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ちなみに、わたしは知らなかったのですが、百名山でもある天城山の登山道には天然のブナ林が広がっているのだそう!

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大好きなブナ!
名水を育んでくれる存在として貴重なブナ。河津の美しい滝の源にも、ブナの自然林があったんだ… それはぜひ見てみたい!天城山にもまた別の機会に行こうと思います。

さて、入り口から10分ほど歩いたところで……
滝の音が聞こえてきましたよ!

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あ、これは!

滝の前に広がるのが、わさび沢です!

わさわさわさ〜☆

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実はこちら、先ほどわさび丼をいただいた、かどやさんのわさび園なのでした!
こんな看板もあります。クイズ形式で、こちらもブラタモリ風(笑)!

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(さいごに「わさび丼」もチャッカリ宣伝してるのがいいですね)

わさびの基礎知識を仕入れたところで、橋をわたって…滝はこんなかんじです!

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滝の段差の部分も、溶岩のはしっこみたいなかんじ? ゴツゴツしているので流れも面白い。

そして、奥に、わさび沢があるのがわかるでしょうか。

この地形が、おいしいわさびの栽培に一役かっているようです。

先ほどのわさび園にあった、わさびがどうやって栽培されているか、の断面図。

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これによると、流れ続ける水と、石を積み上げる土台になる「畳石」が水はけに重要な役割を果たしているんですよね。

滝と人々の暮らしとのつながりがわかると、嬉しくなっちゃいます…☆ 

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さて、お次の穴場滝へ向かいます。

河津七滝から、少し南へ移動〜。
「スコリア丘」と呼ばれるお椀型の火山である鉢ノ山を眺めながら、さらに奥へ!

●三段の滝・さんだんのたき●
静岡県賀茂郡河津町上佐ヶ野。河津川の支流・佐ヶ野川上流。長さ約50メートルの間を、3段に落ちる滑滝。国道414号線から林道に入り、鉢ノ山方面へ進む。駐車スペースからすぐ。

佐ケ野川上流火山(約2万7千年前に噴火)からの溶岩流で形成されている滝だそうです! 駐車スペースからはすぐなので、気軽に来れますよ。

滝はこちらです!

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岩の表面は、つるっつる。ウォータースライダーのように、流れが続いています。
落ち口の色がなんともいえない絶妙な水色で、見入ってしまいました。

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で、滝を間近に見ようして登ってみるのですが、小雨が降っていたので、滑りそうで怖い〜!

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これが、3段目を見下ろす形です。

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岩と水が織りなす表情は、ずっと見ていても飽きないかんじ。ナイスな穴場滝をご紹介いただきました!

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そして三つ目の穴場滝です!

●三養院の滝・さんよういんのたき●
静岡県賀茂郡河津町川津筏場。佐ヶ野川下流、佐ヶ野渓谷の遊歩道あり。佐ヶ野橋下に位置し、通常見下ろす形になる。落差4m、両岸に柱状節理が広がり大きな滝壺が特徴的。

県道沿いに三養院という寺院があって、その近く。

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県道が橋にさしかかった部分のちょうど真下に落ちていました。

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橋に沿って佐ヶ野川遊歩道が設けられています。

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こちら!

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今回は正面からのアングルは押さえられず…! 上から眺める形でしたが、それでも大きな滝つぼの迫力を堪能いたしましたよ〜☆

ちなみにこの三養院の滝ですが、土屋さんによると、かつては河津七滝のひとつとされていたとのことです。いま、七滝とされているうち2つが後から決まった滝(おそらくはエビとカニ?)で、昔は、もっと七滝のエリアが広かったってことですね。

かつて河津七滝に数えられていたもうひとつは二階滝(にかいだる)といい、旧天城トンネルへ向かう旧道沿いにあります。

今回は時間がなくて立ち寄れませんでしたが、以前に訪れたときの写真はこちらです。

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落差20mほど、滝つぼまでは危なくて降りれないのですが、木々の間を落ちる様子を眺めるのも素敵でしたよ。

…というわけで、メジャーな河津七滝&河津の穴場滝まで、盛りだくさんのツアーでした! ガイドの土屋光示さん、お世話になりました〜! ありがとうございました☆

こんなに岩そのものや成り立ちについて考えながら滝をめぐったのは初めてかもしれません。ジオについてもっと知りたい!という気持ちがムクムク大きくなってます。

伊豆半島ジオパークでは、新しいミュージアムがこの4月、修善寺にオープンするそうです! また近くを訪れた際には、こちらにも立ち寄ってみようと思います!

伊豆半島ジオパークミュージアム ジオリア
http://izugeopark.org/georia/

☆おまけ☆
滝めぐりの最後は、甘いものでシメないとです!
河津七滝といえば恒例となっている、いちごパフェ@七滝茶屋さん。こちらも「孤独のグルメ」で紹介されたそうです。

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神々しい輝き! イチゴって…神フルーツですよね!

前編はこちら 河津ジオツアーレポート【前編:ブラタモリ風・七滝めぐり】