箕面滝・大阪府【紅葉シーズンは大賑わい!歴史ある名瀑】

箕面滝・大阪府【紅葉シーズンは大賑わい!歴史ある名瀑】

引き続き、西日本・日本の滝百選の滝めぐりレポート!

行ってきたのが昨年の12月のはじめなので、こちらもアップがずいぶんと遅くなってしまいましたが…

このサイトでは初の紹介となる、大阪の滝です! やっぱり「この時期」に行くしかない、とタイミング優先で行ってまいりました。

ザ・紅葉滝です〜!

●箕面滝・みのおだき●
大阪府箕面市箕面公園内。阪急箕面駅から約3kmのハイキングコースで、所要時間は40分程。箕面川を落ちる直瀑。落差は約33m。日本の滝百選。
来訪日:2015/12/2

「全国紅葉情報」的なサイトをソワソワとチェックしていたのですが、「もしやまだ見られるタイミングなのでは…?」と前日に思い立ち、いきなり出かけることにしました。お天気も良さそうだったし、飛行機のマイルが余っていたのもちょうど使いたかったし! 滝のことにかけては決断力と行動力を発揮してしまいます。

羽田から大阪・伊丹空港までビューン。

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伊丹空港から阪急箕面駅まで、かなり近いです!

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で、お昼前には箕面駅に到着!

滝までのハイキングの起点なので、ここから既に賑わっていました。

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いつもはクルマ(レンタカーとか)での滝めぐりがメインですが、ここは電車との相性がいい滝。駅から滝までは2.8kmのハイキングコースになっています。ほどよい距離ですよね! てくてく、のんびり進んでいきます。

公園までしばらくはお土産屋さんがズラリ。

ここでは「滝ノ道ゆずる」クンというゆるキャラが頑張っているようです!(ゆずが名産なんですね)

お土産屋さんではグッズがたくさん売られていましたよ。

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そしてコース序盤で忘れてはいけないものが、箕面の滝名物といえば…!の。

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もみじの天ぷら!です。

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本物のもみじの葉っぱを甘い衣でカリっと揚げたものです〜。ぽりぽりつまみながら紅葉の川沿いを歩いていきます。

いよいよ公園に!
…というところで、お昼を食べていなかったので、こちらにも立ち寄ります。

川沿いのロケーションが素敵な 橋本亭 cafe&bar Hashimototey にて。

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鹿ひき肉のキーマカレーです☆ うまみたっぷりです。

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美味しいごはんでおなかも満たされたところで、また出発。

色とりどりの木々を愛でながら… お天気が良かったので本当に気持ちいいです。

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先を行く大阪のおばちゃん3人組の威勢のいいおしゃべりも、この土地らしいBGMだなあ、なんて思いつつ(笑)

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と、気になる看板を見つけてしまったので、またちょっと寄り道しちゃいました。

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「箕面ビール」という地ビールをいただきました!

きりっとしたピルスナーです。

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さて、たびたびの寄り道を経て、ようやく見えてきましたよ!

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かなりの賑わいです〜! さすが紅葉まっさかり!

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紅葉で賑わう滝といえば、やっぱりここがナンバーワンなのかも。海外からの観光客も多そうでしたよ。それにしても平日でこれくらいの人手ですから、土日だったらどれだけ混むんだろう…??

滝見スペースには椅子が並んでいます。後ろで鑑賞する人の邪魔にならないように、前のほうで撮らせてもらったのが、こんなかんじです!

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もみじの赤と滝の白! ここまでパッキリと紅白のコントラストを見られると嬉しくなりますね。紅葉滝の名所になるのも頷けます。

橋からのアングルだと、こんなかんじ。こちらの角度からの紅葉景色は終了だったようです。

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ついつい観光地のムードに引きずられて「あ、もう集合時間?」みたいなせわしないかんじになってしまいますが、じっくり眺めてみると、滝自体は豪快でありながら優美な、品のある滝だと思います。

そう、この滝は歴史とともにある滝でもあるんですよね。

そもそも滝の名前は滝の姿が農具の「箕(みの)」に似ていることからきているといわれています。ということは「箕面市」という地名も滝が先にあるわけで、この滝が古来ここで暮らす人々にとってかなり存在感があったことも伺えます。

最も古い記録では飛鳥時代、修験道の開祖である役行者が修行していた場所なのだそうです。

役行者が開いたとされる瀧安寺は、滝に行く途中にあります。

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以降、修験道の修行場としてよく知られていた場所だそうです。

明治4年には、瀧安寺の境内以外の山林は国有地となり、東京の高尾山と並んで日本で最初の公園地となったそうなので、都市の近くにある自然観光地のさきがけとしてずっと歩んできたんですね。

なので、過去の文化人の足跡も多く見つけることができて面白いですよ。

こちらは、ホトトギス派の詩人、後藤夜半の代表句。

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「瀧の上に 水現れて 落ちにけり」
箕面の滝を詠んだ句ですが、なんというか「まんま!」なかんじの句です。でもそれが、高浜虚子に客観写生に徹した句、ということで絶賛されます。ただ上から下に落ちているだけなのに、強い感動をもたらしてくれる滝。滝を目の当たりにした時、あらゆる修飾を削ぎ落としてシンプルな現象を詠みたくなったのかもしれませんね。

そして、こちらは、誰の銅像でしょうか!

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野口英世です!

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1915年、15年振りに米国留学から帰国した際、待ち侘びていた老母シカを伴って箕面の滝見物に来たそうです。この滝が「孝行の滝」とも呼ばれる所以です。

ほかにも、歴史上の有名人の滝訪問記録を挙げていくと、かなりズラズラと出てきますよ〜。

実は織田信長も伊丹城攻めの戦陣の一日にここを訪れたそうですし(戦いの最中に滝見に来るってすごいな)、松尾芭蕉夏目漱石川端康成… 彼らはどんな感慨を持って眺めていたのでしょうか。

紅葉の時期はまさに人気観光地という賑わいですし、美しい景色を写真に収めることの方に夢中になりがちなのですが、この滝の魅力はもうひとつ、歴史に思いを馳せながらの滝見なんじゃないかなぁと思います。またゆっくり別の季節にも来たいと思います☆