西播磨の滝めぐり。
今回のメイン滝。どうしても行きたかったのが、こちらです。

●天滝・てんだき●
兵庫県養父市大屋町。落差98m。県下最高峰の氷ノ山を源流にする。天から降り注ぐかのような荘厳さからその名が付けられたとされる。遊歩道を1.2km歩くと滝元に着く。日本の滝100選。登山道は「森林浴の森日本100選」にも選定されている。
来訪日:2013/9/22

滝まで40分軽いハイキングになります。訪れる人も多かったです。滝までの道にしては、かなり多い方じゃないかしら。滝が人気者なのは、やっぱり嬉しいです^^

登山道入り口にストックが貸し出されてます。1本拝借。
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山道の途中にはいくつか小さな滝が落ちています。

岩間の滝DSC_1636

夫婦滝DSC_1646

鼓ヶ滝DSC_1653

そういえば、すれ違うとき「こんにちは」と声を掛け合う率、ほとんど100%だったと思う。たまたまかな? なんとなく温かいひとが多い気がする、この地方。

100mごとに看板にも励まされて…DSC_1655

そして、たどり着きました!じゃーーーん
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少しのぼって、別アングルから。DSC_1669

その名の通り。天から降ってくるような滝です。

いわゆる「ハイキング滝」(滝見にある程度の山登りを伴う滝)の場合、その滝には「ついに来た!これを見に来たんだ!」と思わせる、カリスマ性を備えていてほしい、と思います。 山登りでいう「山頂」のように、クライマックス感がしっかりほしいのです。

その点、天滝はよかった!
貫禄たっぷりの美しさ。格の違いを気持ちよく見せつけてくれました。

環境もいい。明るく開けた場所に流れているので、森の登山道との対比がくっきりとあります。
しっかり陽があたる角度だし、木漏れ日効果で水しぶきの輝きにも動きがあります。ステージ上の大物歌手のように、主役感バッチリです!

また、登山道途中で出会う滝はいずれも規模が小さいのですが、それらもバラエティ番組収録の前説、あるいは紅白歌合戦の若手(あんまりうまくないタトエですみません)のように、徐々にわたしたちの気持ちを盛り上げておいてくれてます。そして、最後の大トリが天滝先生なわけです。ちなみに、登山途中で先生がチラリとも姿を見せないところもポイント高いです。

達成感をもたらすには、そこそこのハードさも必要。とはいえ、健康な人なら誰でも楽しめるレベルで、難易度もちょうどよいのではないかしら。子供も、ワンコも、よく一緒に来てました。

つまり、良いハイキング滝としては、その滝自体の素晴らしさもさることながら、環境も大事でして、
1)ステージのような明るく開けた場所で落ちている
2)登山途中にも盛り上げ役の滝がいる
3)そこそこのハードさ(ある程度整備された道で片道30〜40分)

といったところがポイントになろうかと思います。

天滝は、ハイキング滝の理想型でした!
山ガールにも、お薦めですよ^^