三滝(芦津渓谷)・鳥取県【智頭町の「懐かしさ」の理由】

三滝(芦津渓谷)・鳥取県【智頭町の「懐かしさ」の理由】

美作市、奈義町と、のんびり癒しの風景を堪能してまいりました。

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続いては、県境を越えて、鳥取県・智頭町へ向かいます。

夕日を受けて、あちこちで鯉のぼりが泳いでいました。

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相変わらずのホッコリ景色、いちいち、景色に和みます。

家の脇を流れる水路に菜の花が揺れていたり。

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と、思ったら…

ぷっ。

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水路を、散歩道にして、ちゃぽちゃぽ犬が歩いていたりして。そうそう、この日は暑かったんですよね。

出会う風景ぜんぶが、なぜだか懐かしくて、泣きそうになりました。

わたしはずっと東京で育って、幼い頃に、こういう「ふるさと」という記憶はないのです。でも、なぜか懐かしい。懐かしさの理由って、一体なんなのか、それはよくわからないのだけど、でも、それはきっとわたしだけじゃないんだと思います。

この日は智頭町の料理旅館で宿泊。
ちょうど旅館でつけたテレビで、直近では「鳥取県の移住者数が全国1位」と伝えていました。ちなみに2位は岡山県。

そして、ここ智頭町も移住には力を入れているんだとか。「都市から移住して田舎で暮らしたい」という人にとって、ここの空気はきっと魅力的だろうなあ、でもそれはどうしてなんだろうなあ…… なんて考えながら、この日はぐっすり。

さて、翌朝!

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見事に快晴です。朝のプチハイキングということで、智頭の山にでかけてみました。

ここは芦津渓谷というところ。3つのトレッキングコースがあるのですが、今回は「中国自然歩道ルート」を選びました。

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この道の先に、滝があるのですって!

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ちょうど、渓谷の上を通るルート。水が遠くて残念…と思ったけど、これもまた、アリだな、と気付きました。対岸に、手つかずのまま残っている自然林の景色を眺めることができるからです。

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芦津渓谷の森は、落葉樹の森のなかに、スギやヒノキの天然の常緑樹が混生しているという珍しい森ということで、天然記念物にも指定されているそうです。 

さらに、びっくりしたのは鳥の鳴き声! ぜんぜん鳥に詳しくないので分からないのですが、とにかく鳥の鳴き声はバラエティに富んでいて、しかも大合唱。天然記念物の森は、きっと鳥たちも住みやすい森なんだなあ、と時折頭上を見上げながら歩いているうち。

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出発から15分ほどで、滝に到着!

こちらです!
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●三滝・みたき●
鳥取県八頭郡智頭町芦津。小股川を落ちる落差21mの滝。通常2筋に流れていて、右が小滝で、左が大滝と呼ばれている。大滝は水量が減ると2筋の滝になり、3筋の滝となることから「三滝」と命名された。龍神が住むとされ、雨乞いの祈りの場になっていた。
来訪日:2015/5/2

雨乞いの時に祈りを捧げていた滝だそうです。渇水時には3筋になる、とのこと。だから三滝なんですね。この日は、大滝は分かれていなかったので合計2筋でした。

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遠望という形にはなるものの、深い渓谷には落水音が響き渡っていて、とっても気持ちよかった!

ここでは、滝がメイン、というよりは、わたしは「森を感じる」ことが楽しかったみたい。

豊かな森は資源だなあ、と、しみじみしちゃいます。
この森をベースに「森林セラピー」にも力を入れているそうですし、森をフィールドに子供たちを育てる「森のようちえん」という団体もあります。

森のようちえん まるたんぼう
http://marutanbou.org/
maruta

見てみると、これはかなりうらやましいかんじです。子供たちがなんてたくましいんだろうと感動します。こんな子育てがしたいという親は多いはずです。都会から移住したくなる気持ちもわかります。

さて、もう少し町の近くの、こんな神社にも立ち寄りました。

杉の魂をまつるという、杉神社。

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オブジェは、杉の魂をイメージしたものだとか…

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この奥には滝も流れています!滝谷の滝、という名だそうです。

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木の魂を祀る、というのは珍しいですよね。古くから、木を、森を大事にしてきた町なんでしょう。

智頭の町がどうしてこんなに懐かしいのか……ちょっと理由がわかったような気がしました。
この豊かで温かい森を人間たちが守り、そしてその森に、人々が見守られているからなのかもしれないですね。

鳥取の滝めぐり、続きます!

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