感動の安の滝… 続き!

●安の滝・やすのたき●
秋田県北秋田市阿仁。中ノ又渓谷上流、落差約90m(上段60m、下段30m)。日本の滝百選。滝の名はヤスという若い女性が恋に落ちた男性との仲を引き裂かれて絶望の末に身を投げた滝という悲恋伝説に由来。駐車場から徒歩50分。
来訪日:2014/10/29

前回 安の滝・秋田県【前編:誰もが認める憧れの名瀑へ】

虹と紅葉をしょって、どーん、と登場した、安サマ。

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興奮さめやらぬまま、上段の滝壷へ、向かってみます。

みんな帰ってしまったあとなので、滝壷は、独占状態です★

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名瀑の滝壺まで行ける、そして、ほかに誰もいない状態で時間を過ごせるというのは、滝に恋する滝ガールとしては、やっぱり特別な体験です。

憧れの大スターに会えただけでも感動なのに、直接握手できる!と思ったら、えっ、しかも二人きりで、しゃべってくれちゃうの!? ここまでファンサービスまでしてくれちゃっていいの?? それ、ちゃんとマネージャーに確認しました??? みたいな…(よくわからないですけど)こちらが戸惑ってしまうほどの懐の広さ。

いろんな意味で、滝好きの心を虜にする滝!

まず、滝そのものですが、

●圧倒的な「滝格」がある
人格のように滝にも「滝格」があるーーとは、滝レジェンドの永瀬嘉平さんのお言葉ですが、まさに安の滝には滝格があります。完璧な美しさ、気高さと優しげな雰囲気を併せ持ちます。今回のように紅葉と虹を当たり前のように従えて…… 男性的というよりは女性的。滝の女王、という風情です。

●滝壺まで行ける
滝壺に行けるかどうか、大事なポイント。遠景で完璧な姿を見せていただいて感動しているところに、「そっちもいいんですか!?」的な喜び。ステージ上のスターと、楽屋のスターに両方会えちゃって、憧れの人が実は気さくな人でますますファンになった〜!!みたいな。どちらからもオーラをびしびし感じられます。

舞い上がるわたし。

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あと、ここの滝は、環境も絶妙にわたし好み。

●秘境感、達成感もある
未舗装林道を行き、1時間弱、歩いてたどり着く滝。だからこそ訪れる人も多すぎない。訪れた人ともその喜びを分かち合うことができます。そこそこ秘境感があって、達成感も味わえます。

●観光地化されすぎていない
もちろん、安の滝は貴重な観光名所ではあるのですが、現地に行ってみると商業的なニオイがありません。遊歩道はほどほど整備されていながら、過剰な演出はなし。道中あんまりハードすぎてもつらいし、このくらいであってほしい…★

滝の前は、ひかえめにこんなかんじ。ベンチと看板があるくらい。

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そういえば、名前の由来になっている「悲恋伝説」の悲しさは感じなかったですねぇ。格好よさが勝っている印象でした。

ここはぜひ夏の緑の季節にも訪れたい!わたしの写真を見た友人たち(別にもともと滝好きというわけではない)からも「ここは行ってみたい」という声が多数でした。

そんなわけで今度はまたみんなで。季節を変えて再訪できたらと思います!