屋久島のぐるり滝めぐり。続きです!

千尋の滝/トローキの滝・鹿児島県【屋久島らしい滝景色】

3つめの滝、屋久島で最もメジャーな大川の滝(おおこのたき)にやってきました。梅雨時期の屋久島では観光客は少ないみたいで、この時はどなたもいらっしゃいませんでした。ラッキー!

●大川の滝・おおこのたき●
鹿児島県熊毛郡屋久島町大川。屋久島の南西部に位置する。 落差は88m。堆積岩が熱変成してできたホルンフェルスの岩盤を流れ落ちる。日本の滝100選。駐車場からは歩いてすぐ。
来訪日:2014/6/19

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日本の滝100選にも選ばれています!
駐車場から、既に音が聞こえているのですが…

こちらです!どーん!

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水しぶき、めっちゃ飛んできます〜!大迫力!

この滝については、ぜひ、動画でも少しだけ…。

というのも、この滝、写真ではよく分からなかったのですが、リアルで向き合ってみると、対照的な二つの流れが組みあわさった滝だということが分かったんです。

左側の流れが水量が多くて、どかどかどかどかーーーっ!と滝壺に叩き付けられるように落ちていきます。DSC_0118
右側の流れが岩の凸凹に沿って幅広に落ちていくスタイル。この滝を末広がりにして、美しさを演出しています。DSC_0119

これは、いわゆる「夫婦滝」ですね!!

パッション担当の力強いダンナと、美しく寄り添うヨメ。しかも別々に落ちる滝、っていうのではなくて、まぎれもなく、この二つが組み合わさってひとつの滝になっているんです。

屋久島には、最強滝夫婦がいました!
夫婦円満にも、ご利益あるかも!?ですね〜

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名瀑が貸切り… 幸せです。しばらく水しぶきを浴びまくりました。

ちなみに、この滝は千尋の滝とはタイプが違うのですが、確かに岩盤が違いました!千尋の滝はマグマが冷えて固まった花崗岩なんですが、大川の滝の岩盤は、マグマと接触していた部分の堆積岩が熱変成してできたホルンフェルス。ホルンフェルスはとっても堅いので、これだけ大量な水が流れてきても浸食されないんだとか。なるほど〜。またもや岩のロマンに触れて、ますますこのへんのお勉強をしたくなってきています。

大川の滝をあとにしたら、屋久島の西側の林道をドライブ。
このあたりは野性の鹿やサルにたくさん出会えます。(ので、安全運転で)

きょとんとした瞳が可愛い雄鹿ちゃん。ツノがはえたてホヤホヤ。
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きーっと聞こえて振り返ったら樹上からサル!(顔は威嚇してます)
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そしてドライブの最後。滝としてはおまけ…というかんじですが、4つ目の滝、布引の滝にも立ち寄りました。屋久島北側の一湊という地域に、「布引の滝公園」があります。この滝、どうやら水量の多いときでないと出現しないようす。どうでしょう…

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うん!一応、見えますし、音も聞こえます。

近づこうと思ったのですが…

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この日の服装では、これが限界!これ以上進むにはヤブを越えなくてはならず…

でも、滝に近づかずとも、ここでは素敵な過ごし方ができました。
滝の目の前にある一湊珈琲店のテラスで、滝を見ながら美味しい珈琲がいただけてしまうのです!
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リラックス効果抜群の滝の音をBGMに。ゆったりした屋久島の午後を過ごしました★