「いつから滝が好きだったの?」

と、よく訊かれるのですが、はっきりと覚えていないんです…

幼少の頃から海よりもどちらかというと山派でしたが、ずっと東京で育って、日常的に自然と触れ合う機会はなくて、ゲームだったり、絵だったり、かなりインドアな子供でした。

アルバムを見返して「滝とわたし」の写真が、登場するのは大学時代です。

18歳でクルマの免許を取って行動範囲が広がり、そこで東京のまわりに広がっている自然の楽しさに気付き始めたのかもしれないです。山にドライブに行くのが楽しみになりました。インドア派から、一気に、アウトドア派への転向です。

その中で、なぜ滝だったのかというと、わかりません。当時からの友人に訊くと「あるときから急に、滝、滝、と言い出した」と。何なのでしょうね…。

ひとつ、手がかりがあるとすれば。高校時代、学校の勉強のなかで、唯一といっていいくらい、ちゃんと興味があったのが「地学」でした。主要教科の授業は寝続け、テストを要領よく乗り越えることしか考えていませんでしたが、多くの人が後回しにする地味な教科の「地学」にだけは、どうしたわけか突然やる気を見せまして。テストで100点とったりしてました。100点なんて、そのときくらいじゃないか…。

山の成り立ちとか、岩の成分とか、太古の地球を想像すると…萌えました!

そういえば世界史もエジプトとかギリシャあたりの古代限定で好きだったけど、それでも地球の歴史のスケールにはかなわないよな、とか思ってました。ダイナミックな地形の不思議の代表格として、滝が面白いと思ったのかもしれません。

大学時代は、たくさん滝ドライブしました…!(それが実は今の仕事につながっていたりするのですが、その話はまた書きます)

友達と旅行をしていても、私がハンドルを握ったら、勝手に滝に寄るかんじです。卒業旅行のニューヨーク旅行には、無理矢理ナイヤガラの滝を行程に加えてもらいました。

今となっては単独での滝めぐりが多いですが、この頃はおこちゃまだったので、一人旅はまだ寂しくてできなかったんです。当時は、周囲を滝に巻き込みまくってました…^^;みんなそれなりに楽しんでくれていたと思うけど…

つき合ってくれた皆様に、感謝です!

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10年前の写真を発掘。女子大生8人、滝を見上げるの図。

ちなみに、こちらは軽井沢の千ヶ滝。

いまでも、近くに来たら訪れます。美滝です。軽井沢なら、まずはお薦めしたい滝です!