春分の日!いよいよ、ここから滝シーズン、本格スタートといった気分です。
早春の滝めぐりには、まずは暖かい地方、ということで、静岡に来ています。

伊豆半島の滝はよく訪れているんですが、それ以外の地域はまだかなり未開拓!なので、この連休は、ひろーい静岡を滝探検してみることにしました。

初日は、ちょうど同じタイミングで、滝フレンズのリエさんがお子様&ご友人と三島に滝めぐりにいらっしゃっているとのこと!こちらも滝めぐりのスタートは三島を予定していたので、わわ、奇遇!ということで、わたしもそのツアーにまぜてもらいました。

お昼ご飯までに、滝4本だそうです。さすがリエさん、滝好きが組んだスケジュール(笑)でも、それぞれ距離は近いので、できちゃうんですけどね。

まずは三島の滝から。

とにかく、このあたりの滝は、ロケーションが「変」。ナビをたどると、明らかに住宅地なのです。山の中に、森の中に…というのを想像していると、かなり裏切られる光景がひろがっています。

●鮎壷の滝・あゆつぼのたき●
静岡県沼津市と駿東郡長泉町の境界を成す黄瀬川の滝。鮎の遡上がここで止められ、滝つぼに群れていたことに由来。落差約9m、幅約65m。滝の周囲は鮎壺公園として整備され、滝と富士山が一望できる。
来訪日:2014/3/21

こちら。DSC_0050

滝!その奥には富士山!!なのに…思いっきりマンション!!!

「ここに住む人、すごいうらやましい」とわたしたち。毎日、富士山と滝を見ながら生活かあ…いいなあ…。

前日に久しぶりにしっかり雨が降ってくれていたおかげで、水量がかなりしっかりしていました!ホント、ラッキー。ありがたいです。飛沫を浴びながら眺めるリエさん。
DSC_0058
鮎じゃなくて、いまは鯉がたくさんいます。
DSC_0048

次は線路を挟んで、三島駅からほど近い、もう一つの滝へと向かいます。

●鮎返しの滝・あゆがえしのたき●
静岡県三島市文教町。市内中心部を流れる大場川にかかる滝。上岩崎公園の滝テラスから展望できる。
落差5m、幅10m。
来訪日:2014/3/21

きれいに整備された公園の中にある滝なのですが、こちらも、水量もたっぷり。迫力ある滝なんですが、やっぱりおかしな眺めです。
DSC_0075

滝を眺めようと思うと、どうしたって、正面の視界にお宅の洗濯物が…。

娘を滝ガールに教育中のリエさんも(なかなか順調)、前のおうちが気になる。
DSC_0071

三島の滝、どちらも住宅地にドドーンと落ちる滝だったのですが、わたしは滝だけでなくて、この「駅チカ」ならぬ、「滝チカ物件」のほうにも興味が出ております。

でも、地元の皆さん、なんとなく滝のありがたみをあまり感じていない気がするのですが(道に迷って近所の方に尋ねたら、行ったことない、とのこと。相当近いのに!)。慣れてしまうとそんなものなのかな…?

むかしからエラい人は、日本庭園に滝を作っていました。こんな風に、住宅地でも自分の庭といえるほどのところに滝があるって、いまは好条件にならないのかしら。鮎壷にいたっては、それが富士山とセットになって、ベスト借景だと思うのですが。しかも、川沿いは、桜並木になってました(もうすぐ咲きそう)!DSC_0065

滝チカ物件、もっとポテンシャルを広げたくなります。
とりあえず…ちまたで話題のマンションポエム(高級マンションの典型的な広告宣伝文句)風に表現してみました。

 アドレスは“ウォーターフォール”。
   富士悠久の流れに心を洗う贅沢――
    

的な…(笑)

それにしても、なんで普通の平野部分にこんな滝ができるのかっていうと…
実は、このあたりの滝のなりたちには特徴があるんです。キーワードは「富士山噴火」。それは、また次の記事で!