西表島の滝、その3です。「幻の滝」と呼ばれています!

●ナーラの滝・なーらのたき●
沖縄県八重山郡竹富町。奥地にある滝で、幻の滝、と呼ばれている。落差約20m、階段状に流れ落ちる滝。白浜港から仲良川を遡り、ジャングルトレッキング30分程度で到着。
来訪日:2013/12/20

マングローブが生い茂る、仲良川を、ぐんぐん上流へ、遡って行きます。

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今回取材でお世話になった星野リゾート ニラカナイ西表島のガイドツアーでは、ここの川の航行権があるそうで、トレッキングスタート地点まで船で遡ることができます(ほかの会社主催のツアーでは、カヤックを自力でガンガン漕いでいくかんじになります)。

船を降りて…
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そして、ジャングルトレッキングを、30分ほど。
「幻の滝」がありました!

こちらです!

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マヤグスクの滝とはまた、ちょっと趣が違いました!

どちらもジャングルの奥地にある秘境の滝なんですが… マヤグスクは、とにかく凄みがあって、ある種どこか人を寄せ付けないような、神聖な威厳を感じるのですが、なんだか、ナーラの滝はリラックスして、「ずっと居たい」と思える。おおらかで、懐が広いかんじなのでした。ガイドさんもプライベートでよく来る、お気に入りの滝なんですって。その気持ち、すごくわかります。

自然が受け止めてくれる。
「楽園」って感じなんです。

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大きなシダの下、リュウキュウツワブキが風に揺れていて。

幸せにぽーっと、ひたっていると、ガイドさんが
「あの、下の段の滝は、裏側に入れるんです。夏は気持ちいいですよ^^」と…。

な・ん・と!?

わたし「いまは、入れないんですか?」
ガイドさん「いや、さすがに寒いっすよ」(気温15℃)
わたし「え、入りたい!」
ガイドさん「いやぁ…風邪引きますよ」
わたし「大丈夫でっす!!!」

普段、ボンヤリのんびりしているわたしですが、ここは譲りませんっ。
ガイドさん、「雑誌の記事にはならないだろうに、なんでこんなにこの人は意地になってるのだろう…」と思っているに違いないのだけど…

結局、滝バカは…
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突撃ーーー!

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うん、よかった!
全身、びしょびしょだけど…

行ってよかったーーー!
ガイドさん、タオルをもって駆け寄って来てくださって、わたしの謎ガッツを讃えていただきました(笑)

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滝を全身で感じて、パワーがみなぎっております!寒さなんて、なんでもなーい!

特に感動したのは、裏側に入らなければ見られない、岩についた「苔」の輝きっぷり!あんなにつやつやウルウルしちゃってていいの〜?でも、年がら年中、滝のパワーを浴びっぱなしだもんね。いいなあ…。ナノイオンの美顔器ばりの効果があるんだろうなあ。……苔によくわからない感情移入をしちゃうのが滝ガールなのでした。

そんな私を見て。
「僕も行きます!」って、カメラマンさんも突撃しちゃったー! わー!

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東京の大人たちをここまではしゃがせてしまう。それが、この滝の引力なのでした^^

さて、楽園をあとにして、帰り道。

びゅんびゅん、風を切って走る船。

どうしよう。寒い。… 寒いけど、寒いって言えない、言っちゃいけないわたしたち。なぜなら、自業自得すぎるから(笑)

次回は夏に来て、思う存分、はしゃぎたいと思いまっす!!